#55 ELLEのエディターがプロデュースする「ELLE SHOP」の独特なeコマース!

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トピックス
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~ELLEのエディターがプロデュースする「ELLE SHOP」の独特なeコマース!~ 
 
 今回「お客様の声」にご登場いただいたのは、世界最大規模のファッショ
ン雑誌「ELLE」のオンライン・セレクトショップ「ELLE SHOP」を運営してい
る株式会社ハースト婦人画報社様です。ファッション誌が自らeコマースサイ
トを運営して商品を販売する事例はかなり珍しく、通常のeコマースと全く違っ
た展開をされています。

 ▼ お客様の声
   株式会社ハースト婦人画報社様

 今回インタビューしながらなるほどと思ったのは、「ELLE SHOP」はお客
様をとても明確にイメージできていることです。ELLEのコンセプトである
「”Open your appetites”-好奇心いっぱいに生きて」のようにファッショ
ンに対する感度が高く、新しいものに興味が旺盛な女性です。

“自分たちが一番ELLEが好き”というエディターたちが、ELLEらしいクオリ
ティにあふれるものを「これってELLEっぽいよね」という感じで勧める感覚
のオンラインセレクトショップなので、ELLEファンにとってはたまらないサ
イトですね。

 そういう雰囲気を大切にしたサイトなので、他のファッション通販と違っ
てやみくもに商品点数を増やしたり、割引などで「お得感」を訴えるような
方針にはしていません。ブランドも厳選して品ぞろえにこだわり、”ELLE”
の世界観の訴求をとても大切にしています。

 私も多くのeコマースサイトを見てきましたが、今までとは違ったアプロー
チでお客様と接している様子を見て、こういうコンセプトのサイトもあるの
だと新しい発見でした。女性の方はもちろん、男性の方もよろしければご覧
になって奥さんや恋人へのプレゼントにどうですか。

 ▼ ELLE SHOP
   http://elleshop.jp/web/contents/top/


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梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」
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~縦パスが少ないのは日本のサッカーだけじゃない~

 昨年の予定表を振り返ってみてミーティング相手をカウントしてみました。
相手がお客様だった場合を「縦パス」、同業・協業関係を「横パス」とする
と縦パス率が3割台でした。

 営業ではないのでこんなものかなとも思いますが、横パスが多いのは日本
のサッカーの悪い点と共通します。ベンチャー企業の経営者ということを意
識して、今年はもう少し縦パスにこだわった活動をしようと思いました。

 などと言いつつ、ここに社内ミーティングを「バックパス」として加えた
場合、実はこれが一番多い状況です。これは製品開発に関わっているためな
のですが、それにしてもちょっと多すぎるかと反省。今年は縦4横3バック
3くらいのペース配分で行きたいと思っています。

 楽なところに行き易いという面は誰でもあります。こんなふうに自分の行
動を数値で分析してみると、もう少し自分を律することができるように思い
ます。


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ストック・コンシャス
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~思惑によるブレを小さくするためになすべきこと~

 この1年間、自社の株価と真剣に向き合ってなかなか難しいと感じているこ
とは、「思惑(おもわく)」というものです。経営者としてきちんと業績予想
をディスクローズしているつもりですが、一部の株主はそこに“思惑”という
ものをかぶせてしまい、結果、株価が高い方にも低い方にも大きく振れてしま
います。

 前回、書いたように私の理想は「全ての株主が得をする」という図式です。
きちんと右肩上がりで業績を上げて行き、過大にも過小にもぶれないように適
切なIRを行い続けることで、その理想に少しでも近づくと思っています。思惑
で大きくぶれないようになるには、公表した内容と業績の差が大きくぶれない
ことです。そのためには少なくとも2年間はそうした情報公開を着実に行って信
頼を得る必要があると感じています。