#51 「マミヤ・オーピー様が“連携”から“統合”に切り替えた理由」

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トピックス
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~「マミヤ・オーピー様が“連携”から“統合”に切り替えた理由」~

先月号で最近のビジネスのキーワードである“統合”について述べまし
た。今回は“連携”と“統合”の違いについて触れてみたいと思います。

ERPは「統合型基幹業務システム」と呼ばれるように、会計や人事、販売、
調達、生産などの基幹業務の管理を統合型アーキテクチャーで作られた
ものです。しかし、世の中にはもともと別々に開発された会計システム、
販売管理システム、生産管理システムなどを寄せ集めて“連携”させ
「ERP」と称しているものがごまんとあります。

一見すると「“連携”しているんだから同じでしょう」と思ってしまい
ますが、実際に使い比べてみるとその違いは歴然です。連携モデルの場
合はマスタが一元管理できてなく、整合性を取るのに余計な手間がかか
ります。また、データが自動的にターンアラウンドされず、内部統制的
なコントロールもやりにくい。

ユーザーインターフェースもバラバラで操作に統一感がなく、電子承認
やBIなど共通基盤的な機能との位置関係もバランスが悪くなります。

このたび「お客様の声」にご登壇いただいたマミヤ・オーピー株式会社
様も、そのような連携型から統合型ERP「GRANDIT」に刷新した事例です。
グループ全体の統合システム基盤を確立して製販一体化を目指した理由
や得られた効果など興味深い話をお聞きしていますので、よろしければ
ご覧ください。

http://www.sint.co.jp/products/grandit/cs/cs_mamiya-op.html


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梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」
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~「ユーザー会のあり方を考える」~

先日、統合型プロジェクト管理システム「SI Object Browser PM」のユー
ザー会を開催しました。毎年1回の開催で今回が4回目になるのですが、年
々参加企業数が増えてきて主催者としては嬉しい限りです。

最初に私が「プロジェクト管理を組織に浸透させる具体的方法」について
お話しし、次バージョンの概要紹介などいつものプログラムもあったので
すが、今回初めて参加者がグループに分かれてディスカッションする形式
を採り入れてみました。

終了した後のアンケートでは、このワークショップの評判がとても良かっ
たです。「組織のプロジェクト管理を強化する」という共通の課題に対し
て、自社ができていること、できていないことなどを話し合って、たくさ
んヒントを得たり、刺激になったり、安心したりしたようです。

ベンダとユーザーという縦関係のユーザー会ではなく、ユーザー同士が交
流する横関係のユーザー会。来年はもっと企画をブラッシュアップして、
みんなが待ち遠しくなるような会にしたいと思いました。


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ストック・コンシャス
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~「株式分割の目的」~

9月1日に株式分割しました。これは全国証券取引所が定めた「2014年4月
までに売買単位を100株単位にする」という指針に基づくものです。これ
により9月1日から当社の売買単位は、これまでの1株から100株単位にな
ります。

今回は、単純に100分割するのではなく200分割にしました。これは、年
初から株価が約2倍になったことを勘案し、株式分割によって株主数を
増やして流動性を高めるという目的もあります。株式を分割したからと
言って会社の価値が高まるわけではありませんが、流動性は株価の重要
ファクターなのでじわじわと良い効果が出てくることを期待しています。

9月8日(土)には、ラジオNIKKEI & PRONEXUS共催イベント「企業IR&
個人投資家応援イベントin横浜」に参加します。せっかく300人もの方
々が聴いてくれるそうなので、株式分割や業務提携などの話題性に走
らず、当社がどのような製品戦略で成長していこうと考えているかとい
う本質的な内容を真摯に伝えたいと思っています。