#48 「SHIBUYA109 NET SHOP」の成功の秘訣

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~ 「SHIBUYA109 NET SHOP」の成功の秘訣 ~
若者ファッションの聖地「SHIBUYA109」を運営している株式会社東急モールズデベロップメント様に、SI Web Shoppingの「お客様の声」欄に登場していただきました。ファッションモール運営のノウハウや、リアル店舗とネットショップの相乗効果、今年10月に新規オープンする新サイトや今後の展望など、とても興味深いお話しをいただきましたので、よろしければご覧ください。 http://www.sint.co.jp/products/siwebshopping/voice/tmd/

インタビューしていて面白いと思ったのは、SHIBUYA 109 NET SHOPはリアル店舗と同じ商品しか販売せず、価格も同一にしているというこだわりです。地方の人やなかなか時間の取れない人が店舗と同じ商品が買えるのは大きな魅力ですね。

お客様の年齢が10代後半から20代前半というのも特徴的です。PCよりモバイルで購入するお客様の方がずっと多く、Mixi、Twitter、Facebookの中でMixiを一番利用しているというのも納得できますね。私もお伺いするためにエレベータに乗ったとき、若い女性の中で一人だけ場違いで落ち着きませんでした。

2004年に「SI Web Shopping モール版」を導入していただいてから、リニューアルや「109MEN’S」サイトのオープンなど、一貫して「SI Web Shopping」を採用していただいています。今年10月には、これまでと発想を変えた新しいeコマースサイトがオープンします。今度は既存のショップ以外の商品を並べるということなので、これからの無限の可能性を感じます。

インタビューを通じて感じられたのは、モール運営者としての矜持(きょうじ)です。「時代変化にスピード感を持って対応し、ショップとお客様を大切にするモール運営を行っていきます。」という真摯なコメントに109さんのeコマースが成功している理由を見たような気がしました。

自身がまだまだOKという方、子供と一緒ならという方、お孫さんにいいところを見せたい方、ぜひぜひ、一度サイトをご覧になってください。

SHIBUYA109 NET SHOP(レディース)
http://e-shop.shibuya109.jp/ladies/contents/top/

109 MEN’S NET SHOP(メンズ)
http://e-shop.109mens.jp/mens/contents/top/

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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~「いっきにブレイクし始めたネットスーパー」~
本メルマガ第11号で「ネットスーパーはスーパーマーケット市場の勢力図を変えるか」というタイトルで「SI Web Shopping」のファーストユーザーの話をしました。それから3年間に当社も様々なネットスーパーサイトを構築してきましたが、ここにきていよいよ本格的にブレイクしてきたと感じています。

前回ご紹介したのは、イトーヨーカドーやイオン、西友、マルエツ、サミットなど店舗を持っている企業でした。最近の傾向としては、店舗を持っていない企業がネットスーパー専業、もしくは既存のスーパーと組んでネットスーパー事業に新規参入してきています。

参入が相次ぐ背景には、ネットスーパーで扱っている生鮮食料品や日用品などがこれまでEC事業化しにくい消費財とされており、EC市場の最後の大きなパイとみなされている側面があります。また、昨年の東日本大震災でネットスーパーの存在価値が認められたことや、先行していたイトーヨーカドーやスーパーサンシが黒字化を達成したことも大きな要因でしょう。

参入企業が増えるにつれて、その運用形態も多様化してきました。店舗がある企業とない企業、店舗で品揃えする企業と専用倉庫を用意する企業、月会費を取る企業と無料で勝負する企業、配送を自前でやる企業と委託する企業など、各社なりの戦略で勝負しています。

当初は首都圏など所得が高く、人口の多いところから広がったネットスーパーですが、ここにきて全国からの引き合いが増えています。地方での成功のポイントは、バックヤードとデリバリーの運営コストを低くすることで、システムはそのための効率的な業務運用を実現しなければなりません。

6月20日、21日の2日間、熊本と鹿児島で「これからのネットビジネスの成功の秘訣」というテーマのセミナーを行います。ECビジネスは九州が活発ですので、こうした地方にも焦点を当てて活動していきます。さて、3年後のメルマガでネットスーパーの状況をどう報告しているでしょうか。想像するだけでわくわくします。

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ストック・コンシャス
~ 「大きな波をかぶっても気にしない。強い信念でやってゆくだけ」 ~
パッケージビジネスの基本は、「良い製品を作り、多くの人に知ってもらうこと」です。製品を企業に置き換えると「良い業績を上げて、多くの人に知ってもらうこと」が株価向上策の基本になります。そう考えて、今年は業績アップだけでなく、下記のようにIR活動を積極的にやっています。1月:HPに株価倍増を目指す宣言を掲載(メルマガでも発信)
3月:「中期経営計画」を初めて社外に公開
4月:エイジア社、ヴィンキュラムジャパン社との提携を相次いで発表
4月:ラジオNIKKEI「夕焼けマーケッツ」に出演
5月:コーポレートスローガンとロゴを刷新(時間を与えるソフト…)
5月:ラジオNIKKEI「投資知識研究所」に出演
5月:日刊ゲンダイ「今週の狙い株」に登場
5月:株主総会を夜開催し、U-Streamで配信(懇親会で自作のチーズケーキも)
5月:「夜の株主総会」をテレビ埼玉で放映

このほかにも個人投資家向けや機関投資家向けの企業説明会を何回か行い、さまざまな方々に会社の紹介をしています(我ながらずいぶんやっていますね)。

好業績を背景にこうした努力が実を結んで、株価も目標の2倍を達成し、さらに公募価格奪還という大きな目標を掲げていたのですが…。このところの世界的株価低迷の大波をざぶーんとかぶってしまって、株価はなかなか難しい“生き物”なんだと改めて感じています。

しかし、波はしょせん波です。すぐに引いていき、その後に強い生物が残ります。業績とIRをやり続けることにより目標は達成できる。そう強く信じてやっていきますので、どうぞ暖かい目で見守ってください。