#43  「決断して実行した会社だけが成果を勝ち取れる」

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~ 「決断して実行した会社だけが成果を勝ち取れる」 ~
アイテック阪急阪神株式会社様が、統合プロジェクト管理「SI Object Browser PM(OBPM)」の事例に登場してくださいました。こちらの会社は、鉄道や百貨店、不動産、ホテル、医療、気象、カーマルチメディア、阪神タイガース、宝塚歌劇と多岐にわたるシステム開発を手掛けており、グループ外の比率も高い会社です。

ビジネスの幅が大きいため、従来はそれぞれの部門がバラバラの手法でプロジェクト管理を行っており、それが原因で毎年大きな失敗プロジェクトやプロジェクト崩れが発生していたそうです。これを改善すべく2010年4月に横串でプロジェクトを支援する組織を立ち上げ、QCフローを大幅に見直し、PMツールを選定し、2011年4月にOBPMが本番稼働しました。
組織を立ち上げてからプロジェクト管理システムの本番稼働までわずか1年という速さも驚異的ですが、そのあとの浸透もスピーディです。ツールを活用して「情報共有」「標準化」「見える化」を徹底し、毎年発生していた大きな失敗プロジェクトをゼロにできたそうで、お客様自身が計画よりも早い成果に驚かれていました。

プロジェクト管理の強化はシステム開発会社共通の課題で、どの会社も「強化しろ!」と毎年号令をかけます。しかし、掛け声や精神論だけではいつまでたっても失敗プロジェクトは減りません。「いつまでもExcelでやりくりするのはやめて、OBPMで合理化すればいいのに…」。ウォッシュレットを使い始めたころに、まだ使わない人に対して思った気持ちと一緒です。

インタビュー事例は下記ページに掲載していますので、よろしければご覧ください(参考になると思います)。
http://www.sint.co.jp/products/obpm/cs/cs_itec.html

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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~ 「株価を2倍にすることを口にする」 ~
あけましておめでとうございます。みなさんは今年の抱負を決めましたか。私は、「株価を2倍にする」という仰天な抱負にしました。これまで、株価は業績に付いてくるという考えで特別なことをしてこなかったのですが、社長たるもの自社株を上げる努力をすべきとふと思ったのです。

一般に日本の企業ではディスクロージャポリシーとして「現在の株価の妥当性、将来の株価の予測についてコメントを行わない」と判で押したようにうたっています。その一方で上場企業は株主の利益のために時価総額経営を意識する必要があります。社長が「株価を上げる」などと口にするとライブドア事件のように、なにか胡散臭いように取られがちなのですが、至極まっとうな目標なのであえてタブーに踏み込んで宣言することにしました。

まずは、自社の株価の妥当性を冷静に評価してみます。1月11日発表の「第3四半期決算短信」において、当社の2011年11月のBSは流動資産15.4億円とソフトウェアパッケージなどの固定資産合計が1.4億円で資産合計16.8億円。一方で無借金経営なので負債はすべて流動負債であり、これが3.8億円。つまりこのままの素の状態で16.8-3.8=13億円の資産価値があります。

実は、これにOBPMやGRANDIT生産管理モジュールなどを研究開発費で作った部分が隠れた資産(完成時点で一括償却したが資産価値があるソフトウェア)として存在し、企業価値をさらに高めます。

PLで見ても、3Q時点で売上高14.1億円(前年同期比4.7%増)、経常利益1.7億円と上場以来最高益水準で推移しており、通期見通しも2度目の上方修正して経常利益2.1億円と発表しています。配当金も2012年2月決算で1株当たり2,000円を見込んでいますので、株価62,500円(2012年1月11日終値)で計算すると利回り3.2%と通常の金融商品に比べても高い率になります。

これに対して、株価62,500円では、時価総額は8.2億円。非常に低い評価と言わざるを得ません。この評価に対してこれまで通り「業績株価は業績に付いてくる」と、のほほんとしているわけにいかない状況をご理解していただけると思います。

さて、ではどうやって株価を上げるか。一般的には自社株買いなどの手段がありますが、当社は流通株が少なく、また、そもそもそのような金融的手段に真の解決策はありません。製品のマーケティングと同じく、誰が買ってくれるのかのターゲットを想定し、どうやって知ってもらうのかというリーチを考え、具体的なアクションプランを定めて実行するのみです。

ホームページの投資家向けページを分かりやすくし、海外投資家をターゲットにするなら多言語化する。機関投資家をターゲットにするならターゲットリストを作成して順番に回って自社を売り込む、一般投資家向けには証券会社まかせでない説明会を企画して集客手段も工夫する。そのほかさまざまなプランが湧いて来ますので、優先順位の高いものからどんどん実行します。こうしたマーケティングに関しては管理部門にまかせっきりにするよりもセールスタイプの社長が積極的に行うべきだと今更ながらに思っています。

さて、その第一弾で何をするか。まずは、幅広い人たちに私の決意を知ってもらい、上記のように当社の価値と株価に興味を持ってもらうことです。ということで実はこのメルマガが私の活動の第一歩なのです(笑)。みなさん、私は本気で株価を倍にしたいと思っていますし、配当利回りだけ考えても他の金融商品に比べて十分高いと思っています。(さらに、2月決算なのであと2か月で配当の権利が付きます)。最新の決算発表は下記のページにありますので、よろしければご覧いただければと思います。

IR最新ニュース
http://www.sint.co.jp/ir/index.html
平成24年2月期第3四半期決算短信
http://www.sint.co.jp/ir/release_120111_02.pdf