#34 「“統合”を成功させるコツは、三遊間のゴロを拾うこと」

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~ 「“統合”を成功させるコツは、三遊間のゴロを拾うこと」 ~
昨年12月に発行した本メルマガのトピックスは「最近のビジネスのキーワードは“統合”」というものでした。『ECにも統合の波が押し寄せています。事業部門や子会社ごとにバラバラでやっているECサイトを統合することで、セキュリティレベルを一定基準以上にしたり、メンテナンスを楽にしたり、バック処理を一元化したり、お客様情報を統一して相乗効果を出せたりします。』と紹介したのですが、先日、「お客様の声」欄にご登場いただいた「グンゼ株式会社」は、まさにこのような事例でした。
グンゼ株式会社様導入事例:http://www.sint.co.jp/products/siws/btc/cs/cs_gunze.html

グンゼさんは、yahoo!、Amazon、楽天といったECサービスと、自社ECサイト、自社ブランド「BODY WILD」の独自サイト、カタログ通販…といった多様な無店舗販売チャネルを個別に構築してきました。 しかし、それぞれのチャネルでの売上規模が大きくなるにつれて、手作業による集計・管理の手間や在庫コントロール不備による販売機会損失が発生します。これを解消するための一元管理化の具体策として「SI Web Shopping」をご導入いただいたのです。

グンゼさんは、インタビューの中で『「間」を繋ぐサブシステムのノウハウ』や『三遊間のゴロを誰が拾うか?』といったことをリニューアル成功のポイントとしてあげています。なるほど複数の会社がそれぞれのシステム、ルールで動いているのですから、“統合する”と決めてもなかなか一筋縄ではいかないものなのですね。

ところでみなさんはネットで下着って買ったことがありますか? 「GUNZE online store」を見てみると、「あ、今どきの下着(インナーって呼ばないとおやじっぽいか)ってこんな感じなんだって、思わず見入ってしまって楽しいです。メンズだけでなくレディースもすごく売れているそうなので、よろしければご覧になってください。
グンゼオンラインストア:http://store.gunze.co.jp/front/contents/top/

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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~ 「強い心を持って、震災を言い訳にしない」 ~
東北関東大震災は、私の人生の中で出会った一番大規模な災害です。多くの人々がお亡くなりになり、今なお非常に多くの被災者が悲しみに耐えながら苦難と向き合っています。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

関東は被災地域ではありません。原発問題や放射能汚染、計画停電、経済への影響などさまざまな問題を抱え、今後もさまざまな問題は発生するでしょうが、被災地に比べれば小さな問題です。心を強く持って平常通り仕事して、税金を払い、得たお金の一部を義援金という形で支援する。それが自分たちのやるべきことと信じて、一致団結して困難に打ち勝とうとしています。

今、MIJSの経営者の中でも「止めよう、自粛スパイラル」という合言葉を取り交わしています。震災の直接被害のなかった首都圏企業は”経済活動を止めないことが企業人の責務”と心して、”こんな時に”ではなく”こんな時だからこそ”がんばろうと決意しています。セミナーやイベントの開催なども自粛せず、早く普通のムードに戻していきたいものです。

当社内ではもう1つ「地震を言い訳にしない!」ということも言い合っています。営業面でも開発面でも、何かを言い訳にし始めたらきりがありません。地震を言い訳にしないで、受けたダメージは努力と創意工夫で頑張る、日頃精神論はあまり用いませんが、こういうときはやっぱり気力が重要だと思っています。

困難な時にこそ真価が問われます。これは人も会社も一緒です。私はこういうときに政府やお役所、東電の非難ばかりしている人には同調できません。みんな大震災の被害者ですし、一所懸命に戦っています。私たちも、こんな時こそきちんと自分たちのやるべきことをやって、日本のために頑張ろうと決意しています。