#94 プロジェクト管理システム「OBPM中国語版」で中国市場を開拓

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トピックス
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~プロジェクト管理システム「OBPM中国語版」で中国市場を開拓~

4月6日に統合型プロジェクト管理システム「SI Object Browser PM(OBPM)中国
語版」をリリースしました。四川省の成都ウィナーソフト社を販売代理店として、
いよいよ本格的に中国国内に販売します。

「中国の会社でプロジェクトマネジメントなんて…」。日本人はよくそう言いま
す。でも、PMBOKの資格PMPの保有者数を見てください。数年前まで日本も中国も
3万人程度で並んでいたのですが、そのまま横ばいの日本を尻目に、中国はあっと
いう間に9万人に増えています。中国人のプロジェクト管理への意識は急激に高ま
っているのです。

幸いなことにまだツールは広まっておらず、Excelで手間暇かけてプロジェクト
管理を行っています。日本のPM市場で急成長しているこの製品を知ってもらい、
「さすが日本のソフト」と言わせてみたいとひそかに燃えています。

▼「SI Object Browser PM 中国語版」を正式リリース!はこちら
http://www.sint.co.jp/release/release160406.pdf

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梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」
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~インセプションデッキでビジネスを考える~

先日の社内勉強会のテーマは「インセプションデッキ」でした。インセプション
デッキとは、プロジェクトの全体像をさっと伝えるためのドキュメントで、10個
の質問と回答から構成されます。

例えば質問1は「我々はなぜここにいるのか」というものです。もともとはプロ
ジェクトの目的を明確にしてメンバーで共有するための質問なのですが、部門や
会社に当てはめても“初心に帰る”ことができて有意義です。

とかく企業はビジネス社会の荒波の中で“生き残ること”を目的にしてしまいが
ちです。でも、「自分たちの会社は、なぜ存在しているか」と自問してみると、
決して“生き残ること”が本来の目的でないことに思い当ります。さしずめ当社
の場合は「社会に役立つツールやシステムを提供し人々に時間を与え続けること」
「利益を出して税金を払い続けること」でしょうか。

そう考えると、東芝の利益操作やパナマ文書のような課税逃れがとても情けない
行為に見えます。サステナビリティというとちょっと難しく構えてしまいがちで
すが、「我々はなぜここにいるのか」という素朴な質問は効果的です。さっそく、
各部門や各チームでインセプションデッキをやってみたらとても良い反応でした。
みなさんの会社でも、ぜひ、試してみるといいですよ。

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ストック・コンシャス
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~我々はなぜ上場しているか~

4月8日に第21期の決算短信を公表しました。第20期に発生した大規模な不採算案
件から立ち直って、過去最高の経常利益を達成することができました。

インセプションデッキをストックに当てはめると「我々はなぜ上場しているか」
になります。それは本来の目的である「社会に役立つツールを提供する」「利益
を出して税金を払う」を実現しやすくするためですが、同時に投資家のために
「利益を出して配当および株価を高める」ということも強く意識しています。

今期(第22期)もがんばりますので、よろしくお願いします。

▼平成28年2月期 決算短信
http://www.sint.co.jp/ir/release160408.pdf