#86 ボリュームが多くても短期間で稼働できたGRANDITの事例

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トピックス
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~ボリュームが多くても短期間で稼働できたGRANDITの事例~

今回、GRANDITの導入事例にご登壇いただいたのは、東芝パソコンシステム株式
会社様です。前身があの有名なソード株式会社(SORD)だったこともあり、30年
間の事業の変遷を興味深くお聞きしました。

導入事例としての特徴は、文書管理も含めた内部統制強化、GRANDITのWeb調達機
能を使ったネット発注、個別受注生産と繰返生産を組み合わせたハイブリッド生
産管理、保守契約や修理管理、海外取引、グループ会計への連携、など盛りだく
さんの内容だったにもかかわらず、わずか1年という短期間で予定通り本番稼働
を迎えたことです。

稼働してまだ3か月という時期なので、インタビューで厳しいことを言われるの
を覚悟していたのですが、“稼働して3か月たちましたが、今の状態にはとても
満足しています”というお言葉をいただいてほっとしました。

カスタマイズを極力減らして短納期で導入する。もちろん、これが理想です。
でも、ボリュームが多くても短期間で稼働できた事例を目の当たりにして、顧客
と一体となって取り組めばそれも可能なのだと再認識しました。

▼ 東芝パソコンシステム株式会社様の導入事例
http://www.sint.co.jp/products/grandit/case/tops.html

 
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梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」
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~日本の企業だからスピード感がない、のではなかった~

中国や韓国に行ってきた日本人が「スピード感が違う」と口をそろえて言います。
10人が10人言うので、本当に明確なスピード感の違いがあるのでしょう。

これを海外と日本のスピード感の差と捉えていたのですが、ふと、目線を日本の
ベンチャー企業に向けると、ここにも圧倒的なスピードの差を感じます。つまり、
日本の企業だから“遅い”のではなく、いつの間にかベンチャーらしい躍動感を
失ったから“遅い”のだと気づいて愕然としました。

一歩踏み込んで、なぜ、スピードを失ったのかを考えてみました。その答えは、
“歳を取ったから”。当社は創立20年になりますが、いろいろなことがあるたび
に“再発防止”として対策が講じられます。コンプライアンスも強化され、ルー
ルやリスク管理も見違えるほどしっかりしてきました。もちろん、正しいことな
のですが、いつの間にかウロコが何重にも体を覆い、俊敏な行動ができなくなっ
ているのです。

常にスリムな体で動き回るためには、余分なウロコを定期的に取り払わなければ
なりません。ウロコは身体(ルールや規則)だけでなく、頭(社員や経営者のマ
インド)にもありますので、毎年“俺たちは、まだベンチャーだ!”と叫んで突
っ走る必要があります。

口にするだけなら簡単です。でも、実際にこびりついたウロコを取り除く難しさ
は並大抵のものではありません。ここで本気でやらなければ、やっつける側では
なくやられる側になる。そういう危機意識を持って、スピード改革をしようと思
っています。