#184 ライドシェアで見る日本の規制と企業の姿勢

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梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」
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コロナ禍で控えていたのですが、今年は久しぶりにベトナムと中国に行ってきました。
目を引いたのがスマホアプリで車を呼べるライドシェアの定着です。ベトナムはGrab、中国はDiDiが当たり前のように利用され、ずいぶんとタクシーの数が減っていました。 

米国でもUberやLyftが普及しており、もはやライドシェアは世界の潮流です。
なのに日本はいまだに原則禁止で置き去り状態。
どこの国でもタクシー団体は強く反対し、実際大きなダメージを受けていますが、それでも社会の変革を受け入れるのが国のジャッジなのだろうと思います。

企業の姿勢も同じです。生成AIのような新技術が登場したときに、いろいろとネガティブな理由を並べ立てて腰の重い企業はスピード感に欠け、やっぱり時代に遅れるのだろうと思います。

(twitter @umedano )