#188 外来語のカタカナ表記と昭和の常識

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梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」
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みなさんは文章で「コンピューター」「プリンター」と書きますか、それとも「コンピュータ」「プリンタ」と用語末の長音を省略する派ですか。

私がエンジニアとして就職したときに、外来語のカタカナ表記については「用語の最後に付く長音は省略する」というルールを学びました(当時はそれが常識でした)。

最近、新しいソフトウェアを開発するにあたり、口語では長音を付けるよなぁって思い、画面の表記などでどちらにするか迷いました。調べてみたところ、マイクロソフト社が2008/7/25に用語末尾の長音を付ける方針に変更したという記事がありました。

これは提言というわけではなく、「自分たちはこうします」という発表ではあるのですが、自分の常識に逆らって、長音を付けようか迷っていた自分自身の背中を押してくれるものでした。

最近、「不適切にもほどがある!」というTVドラマがバズっていますが、「昭和の常識」と「平成・令和の常識」が違うことを常に意識するのは、(特に昭和世代にとって)大切なことなのだとよく思います。