■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ トピックス ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ~ELLEのエディターがプロデュースする「ELLE SHOP」の独特なeコマース!~ 今回「お客様の声」にご登場いただいたのは、世界最大規模のファッショ ン雑誌「ELLE」のオンライン・セレクトショップ「ELLE SHOP」を運営してい る株式会社ハースト婦人画報社様です。ファッション誌が自らeコマースサイ トを運営して商品を販売する事例はかなり珍しく、通常のeコマースと全く違っ た展開をされています。 ▼ お客様の声 株式会社ハースト婦人画報社様 今回インタビューしながらなるほどと思ったのは、「ELLE SHOP」はお客 様をとても明確にイメージできていることです。ELLEのコンセプトである 「”Open your appetites”-好奇心いっぱいに生きて」のようにファッショ ンに対する感度が高く、新しいものに興味が旺盛な女性です。 “自分たちが一番ELLEが好き”というエディターたちが、ELLEらしいクオリ ティにあふれるものを「これってELLEっぽいよね」という感じで勧める感覚 のオンラインセレクトショップなので、ELLEファンにとってはたまらないサ イトですね。 そういう雰囲気を大切にしたサイトなので、他のファッション通販と違っ てやみくもに商品点数を増やしたり、割引などで「お得感」を訴えるような 方針にはしていません。ブランドも厳選して品ぞろえにこだわり、”ELLE” の世界観の訴求をとても大切にしています。 私も多くのeコマースサイトを見てきましたが、今までとは違ったアプロー チでお客様と接している様子を見て、こういうコンセプトのサイトもあるの だと新しい発見でした。女性の方はもちろん、男性の方もよろしければご覧 になって奥さんや恋人へのプレゼントにどうですか。 ▼ ELLE SHOP http://elleshop.jp/web/contents/top/ ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」 ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ~縦パスが少ないのは日本のサッカーだけじゃない~ 昨年の予定表を振り返ってみてミーティング相手をカウントしてみました。 相手がお客様だった場合を「縦パス」、同業・協業関係を「横パス」とする と縦パス率が3割台でした。 営業ではないのでこんなものかなとも思いますが、横パスが多いのは日本 のサッカーの悪い点と共通します。ベンチャー企業の経営者ということを意 識して、今年はもう少し縦パスにこだわった活動をしようと思いました。 などと言いつつ、ここに社内ミーティングを「バックパス」として加えた 場合、実はこれが一番多い状況です。これは製品開発に関わっているためな のですが、それにしてもちょっと多すぎるかと反省。今年は縦4横3バック 3くらいのペース配分で行きたいと思っています。 楽なところに行き易いという面は誰でもあります。こんなふうに自分の行 動を数値で分析してみると、もう少し自分を律することができるように思い ます。 ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ストック・コンシャス ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ~思惑によるブレを小さくするためになすべきこと~ この1年間、自社の株価と真剣に向き合ってなかなか難しいと感じているこ とは、「思惑(おもわく)」というものです。経営者としてきちんと業績予想 をディスクローズしているつもりですが、一部の株主はそこに“思惑”という ものをかぶせてしまい、結果、株価が高い方にも低い方にも大きく振れてしま います。 前回、書いたように私の理想は「全ての株主が得をする」という図式です。 きちんと右肩上がりで業績を上げて行き、過大にも過小にもぶれないように適 切なIRを行い続けることで、その理想に少しでも近づくと思っています。思惑 で大きくぶれないようになるには、公表した内容と業績の差が大きくぶれない ことです。そのためには少なくとも2年間はそうした情報公開を着実に行って信 頼を得る必要があると感じています。