#52 「合理化を口にするだけの会社と実践し続ける会社」

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トピックス
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~「合理化を口にするだけの会社と実践し続ける会社」~

旧あさひ銀行系情報子会社のAGS株式会社様に、統合型プロジェクト管理
システム「SI Object Browser PM(以下OBPM)」の「お客様の声」にご
登場いただきました(下記URLをご覧ください)。 

ttp://www.sint.co.jp/products/obpm/cs/cs_ags.html

今回、インタビューしながらすごいと思ったのは、12年も前からCMMやCMMI
をベースに組織のプロジェクト管理強化を図っていたこと。そうした活動
でプロジェクト管理に対する社内のリテラシーが高まったところに、満を
持してOBPMという総合プロジェクト管理ツールを導入したのです。

以前、当欄にご登壇いただいた富士フイルムソフトウエア様もまったく同
じアプローチでした。「プロジェクト管理なんて要は人だよ」などと言い
放って何もしていない企業も未だに多いのですが、組織のプロジェクト管
理力強化を本気で実践する企業が確実に増えています。

プロジェクト管理の強化を口にする経営者は多いですが、口先だけでなく
相応の投資をして実践している企業はまだほんの一部です。そういう当社
も、4年前にようやく決断してOBPMを作ったのがスタートです。でも、やっ
ぱり合理化への投資は裏切りません。プロジェクトの成功率が大幅に高ま
り、業績に大きなプラスとなりました。また、失敗プロジェクトで社員が
疲弊する姿を見なくなるのも嬉しい効果です。

世の中には、まだまだExcelを駆使したり、バラバラに作ったシステムで
プロジェクト管理をやっている企業が多いです。「時間を奪うのではなく、
時間を与えるソフトウェアを創り続ける」をスローガンにしていますので、
OBPMのような効率化ツールを1社でも多く導入し、エンジニアを楽にさせ
てあげたいと思っています。


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梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」
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~「自社のコアコンピタンスは、こっちが思っているものと違うかも」~

私は社員に「自分のコアコンピタンスを持て」とよく言います。自分の長
所を認識し、それを伸ばすことで人に負けない強みにできれば、ぐっと居
心地も良くなりますし、仕事の成績も上がります。同じように会社もコア
コンピタンスを持つことが大切です。当社の強みは、「時代にあった製品
を次々と創出する製品企画力とそれを支える技術力」・・・だと思ってい
ました。

ところがこの1年くらい「お客様の声」のインタビューを自ら行うことにし
て、いろいろな会社でお話しを聞いてみるとちょっと違うようなのです。
どのお客様もこぞって誉めていただくのは、「担当者が一生懸命やってく
れた」「無理な要望も真摯に聞いてくれた」というような社員の姿勢なの
です。

最初は正直言って「え、技術力や製品の良さじゃないんだ?」とちょっと
肩すかしの感じでした。でも、しだいにこれは誇らしいことだと思うよう
になりました。どの会社のトップも「お客様を大切に!」と言いますが、
そういう姿勢がきちんと社内に根付いている1つの証だと考えたのです。

人間も頭がいい、美人だと誉められたいですが、そういうことより性格が
いいというのが一番です。地味で目立たないですが、これが今の当社のコ
アコンピタンスなのだと再認識し、この長所を伸ばしていきたいと思って
います。


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ストック・コンシャス
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~「実績は瞬く間に過去になり、今後の成長シナリオが未来を切り拓く」~

9月19日に上期および通期の業績見込みの上方修正を発表しました。8月末
の中間決算は、過去最高利益だった前期上期に比較しても売上高で1.3倍、
経常利益で2.5倍と大幅アップの見通しとなりました。前期切り詰めた研
究開発費や賞与、社員旅行などの費用も元に戻した上での数値なので、
ちょっとでき過ぎかとも思っています。

しかし、大切なのはこれからの成長戦略であり、実現するための具体的
シナリオです。実は現在、新たな成長に向けた新製品を開発中です。私
は “パッケージ作りが趣味”と冗談言っているくらいなので、産みの
苦労も味わいながらも楽しんで開発に携わっています。

株価2倍を口にしたからには、業績も2倍にしていかなければなりません
し、業績が2倍になったらIR活動で投資家に伝えていかなければなりませ
ん。次は10月18日(木)16時から東京証券会館で「第2四半期決算説明会」
を開きます。当社の将来性に興味を持っていただける方は、ぜひお越しく
ださい。

http://www.sint.co.jp/ir/release_120920.pdf