~ 「時間を与えるソフトウェアを創り続ける」 ~
みなさんは自社のコーポレートスローガンを知っていますか。当社は5月1日にコーポレートスローガンをリニューアルして「時間を奪うのではなく、時間を与えるソフトウェアを創り続ける」という内容にし、合わせてコーポレートマーク(会社ロゴ)も13分割時計に刷新しました。【コーポレートマーク】
これは今年の初めに、あるエンジニアがSNS上で発言したのをきっかけにちょっと話題になったテーマです。とても面白い観点だと思いましたので当社のスローガンに取り上げて、次のようなコーポレートステートメントも発表いたしました。
【コーポレートステートメント】
コンピュータは、人間の作業を効率化して価値の低い労働から解放するものです。
当社は、この本来の目的に沿ったアプリケーションを創り続けています。
1.EC サイト構築パッケージ「SI Web Shopping」
人々が買い物に行く時間や労力を軽減します。
2.Web-ERP「GRANDIT」
業務を効率化して単純な作業から解放します。
3.開発支援ツール「SI Object Browser」
システム開発の生産性を向上して長時間労働から解放します。
4.プロジェクト管理システム「SI Object Browser PM」
プロジェクトを円滑に進め、デスマーチ(死の行進)を失くします。
コンピュータの利用法が広がってデジタル・ダイエットの必要性も叫ばれるようになりましたが、そんな現代社会においてでも我々はあくまで『時間を奪うのではなく、時間を与えるソフトウェアを創り続ける』ことにこだわり、これをカンパニーポリシーとすることを宣言します。
合理化によって時間を創り出し、人々の笑顔がより多く見られる社会にしていきたいと思っています(創り出した時間を、また奪われてしまうかも知れませんが…)。
新しいスローガンのリリースは次の通りです。
http://www.sint.co.jp/ir/release_120501.pdf
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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~「利益が同じなら、売上は多い方が良いか」~
「見込・受注が増えすぎて仕事を受けきれない」。そんな嬉しい悲鳴を上げることはなかなかないですが、長くやっていればそんな場面もあります。そして「無理をすれば利益率が下がるし…」と連なるのですが、そこで私が投げ掛けたのがタイトルにある質問です。
同じ利益を上げられるとしたら売上が多い方がいいか、高利益率を確保すべきか。このコンセンサスがないと経営がちぐはぐになってしまいます。そこで、景気の良いときは成長路線、悪いときは安全路線と製造業のように攻守の切り替えを素早くしようと方針を打ち立てました。
日本はこの20年くらい、バブル時代の売上至上主義から脱却して縮小均衡(利益重視)戦略の手堅さを評価する人が増えたと思います。当社も前期は縮小均衡を徹底して創業来最高益を更新できました。しかし、縮小均衡ばかりでは成長できません。中学生の頃にぐーんと背が伸びるように、行けると感じたなら拡大均衡に切り替えて積極策を取るべきだと思うのです。
攻守の切り替えの早さが求められるのは現代サッカーも一緒です。リスクを冒してでもオーバーラップして点を取りに行く、今年はそんなプレイをしようと決意しています。
ストック・コンシャス
~ 「IRという言葉に惑わされるな」 ~
プロダクトビジネスは、良い製品を作るだけではダメで、いかに多くの人に知ってもらってファンを作って行くかが重要です。企業価値に置き換えて考えると、良い製品(会社の業績が良い)だけでは不十分で、多くの人々に知ってもらってファン(長期保有者)を作るIRがカギとなります。このIR(Investor Relations)なのですが、「企業が株主や投資家に対して投資の判断に必要な情報を提供する活動全般」だそうです。う~ん、なんともインパクトが薄い。製品のマーケティングと同じ位置づけのはずなのに、まるで“お役所の広報”のようです。
これまで、このIRという言葉に惑わされて通り一遍のことしかやってきませんでしたが、今年は“株価2倍を目指す”宣言をしたので、製品マーケティング的な発想で“IR”をやっています。
株価目標の公表、中期計画をオープン、数回にわたる会社説明会開催、ラジオ出演、株式情報誌への記事掲載、そして5月24日には「夜の株主総会」を開催し、終了後にビール片手に株主と懇親します(実は手作りのチーズケーキもふるまう予定)。年初目標の株価2倍は早々に実現できたので、今は公募価格の26万円奪還を新たな目標に掲げています。これらが有言実行となるように、業績もIRも頑張っていきます。珍しい活動だと思いますので、よろしければ当社の株価推移をご覧になってください(どんな顛末になるでしょうねぇ)。
5月24日 夜の株主総会(池袋)の招集通知(株主のみ参加可能ですが…)
http://www.sint.co.jp/ir/release_120509.pdf