#46  「資本提携の真価は、血は水よりも濃い」

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~ 「資本提携の真価は、血は水よりも濃い」 ~
4月9日に株式会社エイジアとの資本・業務提携を発表しました。当社のECサイト構築パッケージ「SI Web Shopping」とエイジア社のマーケティング支援ツール「WEB CAS」の連携を強化して、国内外のEC事業者への拡販を加速するための提携です。企業の業務提携はニュースリリースに載りやすいのですが、花火を打ち上げてそれっきりという例が多いのも事実です。当社もこれまでに多くの業務提携を発表してきましたが、協業がうまく行って目に見える形で双方の利益にプラスしているケースは一握りかも知れません。

その反省から、今回は単なる業務提携ではなく、お互いの株式を1千万円ずつ市場で買い付けるという資本提携も含めました。血の濃さはそれほどではありませんが、お互いが“血縁関係”になることにより、営業面でも製品連携面でも気持ちのこもった協業ができると感じています。

今回の提携は日経新聞埼玉版等に掲載されたほか、BCN Bizlineでも「MIJSの縁が生んだ資本・業務提携」と紹介していただきました。資本提携は当社にとって初めてのことだったのですが、MIJS新理事長の美濃社長と副理事長である私の深い信頼があるから踏み出せたと感じています。

BCN Bizlineの記事では、提携に至る経緯や狙い、海外展開への意欲などを二人で熱く語っております。世界地図の前でにっこり笑っている写真もありますので、よろしければご覧ください。
http://biz.bcnranking.jp/article/news/1204/120409_129475.html

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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~「電車が止まる程度なら各自判断、というのが私の判断」~
先日の暴風低気圧の朝、当社は「各自判断で早めに帰宅を」という指示を出しました。同じような指示を出した会社も多かったようですが、ツイッターなどで「各自判断ではなく、帰宅命令にしてくれればいいのに…」とつぶやいている人をよく見かけます。

しかし、人それぞれで抱えている仕事も、利用している交通手段も違います。こんなことまで会社に決めてもらいたいという発言には、会社に対する甘えを感じます。自分のことは自分で判断できるはずですし、判断すべきだと思うのです。

もちろん、さっさと帰って事なきを得た人もいれば、判断を誤って電車の運行見合わせにぶつかって帰宅が遅れた人もいます。そういう人を思うと指示を出す側も躊躇するのですが、私は「電車が止まる程度なら各自判断」と決めました。

それは、企業のロバスト性にも関わるからです。日本はいつの間にか骨太さが失われ、「なにかあったらどうする」「万一に備えて」という言葉が踊ってより安全な道を選択しがちになっています。そういうきれいごとを言う風潮に対して「No」と言うのは勇気がいるのですが、私は自社をひ弱な風土にしたくありません。

実は、かく言いながらも「他社はどうなのだろう?」と他社の動向が気になったりもします。しかし、社員に各自判断と言うならば、経営者も自分で判断すべきです。私は一人ひとりの自律性を信じて強くやって行きますし、他の経営者もそれぞれの判断でやって行けば、どれも正解なのだと思っています。

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ストック・コンシャス
~ 「2倍の2倍を有言実行するために」 ~
年頭に宣言した「今年の抱負は株価を2倍にすること」がひとまず達成しました。そこで目標も上方修正して、ここから2倍の26万円を次なる目標にします(IT業界なので2進法で)。実は、この26万円という価格は公募価格でもあります。経営者にとって公募価格を下回っているのは、えも言われない責任意識がつきまといます。業績を上げ続け、積極的なIRや株価向上対策を講じ、早期に公募価格に戻して仕切り直しをしたいと思っています。

3月22日に中期経営計画を発表しました。骨子は「積極的な新製品開発」や「中国事業の本格化」「ストック型事業のさらなる育成」などですが、今回は「東証2部上場」の目標も明記しました。 計画の達成はもちろん、できれば途中で上方修正して東証2部上場を1年前倒しするくらいの気持ちで臨んでいきます。
中期経営計画:http://www.sint.co.jp/ir/release_120322.pdf

また、4月13日夕方に決算発表を行いました。ECパッケージ「SI Web Shopping」、開発支援ツール「SI Object Browser」、Web-ERP「GRANDIT」、プロジェクト管理システム「OBPM」の4製品とも好調だったこと、OBPMでプロジェクト管理が徹底されたことにより、創業以来の最高益を達成して良い決算になりました。
決算発表:http://www.sint.co.jp/ir/release_120413.pdf

この好調さを広く知ってもらうため、4月25日と4月27日に投資家向け説明会を開催し、経営状況と中期経営計画の展望について詳しく説明します。当社の株にご興味を持っていただける方は、ぜひいらっしゃってください。

4月25日 決算説明会(茅場町)
http://www.sint.co.jp/ir/release_20120404.pdf

4月27日 個人投資家向け 会社説明会(大宮)
http://www.sint.co.jp/ir/release_20120427.pdf