#42  「中国向けECの本格化」

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~ 「中国向けECの本格化」 ~
中国に行くと「お金は払うから〇〇を買ってきて」とよく頼まれます。ちょっと前はデジカメ、そして家庭向けには電気炊飯器(ちょっと重いです)が人気だったのですが、若い女性に一番リクエストを受け、喜ばれるお土産は「資生堂の化粧品」のような気がします。
それほどまでに中国全土にブランドが浸透している資生堂さんが、この9月15日に中国でのネットショッピングを開始しました。中国の消費者をリードする八零后(バーリンホウ)世代(1980年以降に生まれた若者)の自然派志向層を主なターゲットとしたマイルドなサイトが立ち上がっています。
http://www.puremild-soi.com/front/contents/top/

中国向けECの展開は、まずはやってみて走りながら整えてゆくスピード重視型と、コツコツリアルショップで地を固め、満を持してドーンと行う堅実路線があると思います。資生堂さんは、まさに後者の代表格でじっくり計画を練り上げたうえでのサイトオープンではないでしょうか。

このサイトの構築に当社のECパッケージが採用されました。当社は2008年に「SI Web Shopping 中国語版」を発売し、さまざまな中国向けECサイトの実績を積み重ねてきました。このパッケージには、その経験とノウハウにより、中国人の嗜好や中国向けECサイトになくてはならない機能を実装し、昨年から上海に開発・サポート拠点となるパートナーを設置しています。

こうしたノウハウをもとに「海外・中国ネットビジネス成功の秘訣」と題してセミナーを開催し、海外ECサイトのトレンドと導入事例のご紹介を行います。12月8日(東京)は満席となってしまいましたが、12月12日(福岡)の方はまだお席に少し余裕がありますので、興味のある方はいらっしゃってください。
http://www.sint.co.jp/products/siws/event/seminar/seminar11_1212.html

中国のEC市場は急拡大しており、まもなく日本を超えます。
そうした中、日本の良品を中国市場に売ってゆくのに役立ちたいと思っています。

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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~ 「経理部門はExcelがお好き!…だけど」 ~
いろいろな会社に行ってプロジェクト管理の状況を伺うと、Excelでプロジェクト管理をやっている会社が実に多いことが分かります。確かにExcelは便利なツールですが、合理化・効率化を徹底しようとすればするほど、逆にExcelが足かせになっているなぁって感じます。

Excelの弱点は、情報共有と見える化です。ローカルファイルにデータが散在するので、情報共有がなされず、串刺しに見たり、集計したりするのもままなりません。個人にとって便利なツールが、組織にとっては必ずしも合理的となっていないのです。

これは、会社の経営データでも同じです。経理部門はとかくExcelが大好きで、放っておくといろいろな凝ったものを作ります。でも、やればやるほど合理化・効率化の本来あるべき姿から離れていくように感じます。現在は、KPI(重要業績評価指標)を明確にしてBI(ビジネス・インテリジェンス)で自動集計・分析する時代です。経理部員に「Excel封印」の号令をかけ、本来の表計算ソフト以外の使い方を禁ずる。そんな強い意志で経営の合理化を行っていきたいと思っています(経理部門のみんなを楽にするためだからね)。