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~ 「日経SYSTEMSで4冠達成」 ~
「日経SYSTEMS(日経BP社発刊)」 2010年5月26日号の特集「2010年開発支援ツール徹底調査」(p60-p. 65に掲載)で、当社のObject Browserシリーズが5部門中4部門で総合満足度トップに輝きました。「分析/設計ツール」部門でOBER、「プログラミングツール」「テストツール」部門でOB、「プロジェクト管理ツール」部門でOBPMというように3製品がそれぞれ分野で1位を戴いています。いくつかある評価項目の中で“作業の効率向上に役立つ”、“操作しやすい”というような項目が4部門を通して高く評価され、そのあたりにこだわって開発していただけに非常に嬉しく思っています。
こうした分野は海外製品が相変わらず強いのですが、フリーソフトも数多く上位ランクに入っていて、今やライバルは“海外”と“フリー”の2つになっています。でも、近代化が遅れていたソフト開発の分野でも、便利なツールが広く使われるようになって、この業界も良い方向に向かっているのだと改めて感じました。来年も同じアンケート企画があったとして、ちゃんと1位をキープできるか心配ですが、“開発効率向上”を至上命題にして良い製品を出し続けていきたいと思っています。
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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~ 「スピード感を持った組織にするには」 ~
会社も創立して15年が経過し、以前に比べてスピード感がないように感じます。社長の重要な仕事の1つに“雰囲気作り”があります。個々の重大事案を経営判断するのも大切ですが、社内の活気や良い社風を作るのは社長が負うべき重要な役目です。そう考えると、どうすればスピード感を持った組織にできるのかは私自身の責任です。
「スピード感を持って仕事をしよう!」と掛け声をかけるのは簡単ですし、実際にそんな話をしてもいます。しかし、ちゃんと組織が躍動するようなスピード感を持つか、以前、本欄で紹介した3段活用のような具体的方法を示していかなければなりません。
今回の方法は、「準備してから予定を決める」のではなく「締切日を決めてから準備する」ということです。総じてスピード感がない組織は、会議などで「○○をやる」という結論は出るのですが、「いつまでに」ということがあいまいです。必ず「誰がいつまでに?」を決めるのが第一歩となります。
しかし、この期限の設定方法でも大きく差が出ます。普通の人は、自分の作業期間(含む安全)を考えてから締切りを定めますが、スピード感のある人は“本来はこれくらいにやりたい”という客観的なニーズを元に期限を決め、それに向けて自分の準備期間をなんとか調整します。ビジネスはスピードですので、こうした前向きな発想のできる人を評価し、増やしていきたいと思います。