#23  「いつか水道ITの時代が来る?」

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~ 「いつか水道ITの時代が来る?」 ~
先日MIJSの面々で紀伊の白浜に行って来ました。MIJSは“日本のパッケージソフトを世界に!”という志で結集したコンソーシアムなのですが、海外だけでなく国内向けにもいろいろと活動しています。そのテーマの1つが“地方との協調”で、地方のIT企業との連携などを模索し始めています。

白浜では、「地方IT振興を考えるイベント」として国会議員や大学教授などとのパネルディスカッションが開かれ、私もパネリストとして参加しました。地方振興というと、“ソフトパークを作って企業誘致”や“ITを教育する施設を用意”などという案が良く出ますが、今の日本はそういう箱もの的なアイデアでは効果が出ないと思います。

そこで私が提言したのが、かの松下さんの水道哲学ならぬ「水道IT論」です。「 IT Doesn’t Mattar」という言葉通り、今やITは“普通のもの”でありインフラです。ならば水道をひねるとITが出る、つまり会計や販売管理などのソフトウェアが安価な価格でクラウドから利用できるような環境を県が用意することで、県内企業のIT活用率が格段にアップするというものです。

ペットボトルと水道の水では価格に格段の差があります。県がこういう前代未聞の壮大な構想にチャレンジしてくれるのなら、我々MIJSもそうした水道水的価格で協力することを辞さないというような話をさせていただきました。こちらとしても県単位で採用されるのなら、宣伝効果としてもシェアアップとしても十分ペイすると思います。まあ、こんなのはパネルの中の1つの話ですが、いつか本当にそんな時代になればと思っています。

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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~ 「人のことを批判する前にやるべきこと」 ~
最近は、テレビや新聞などで毎日“中国”を話題としたニュースが流れています。昔はアメリカの記事が多かったと思いますが、3年前に対中との貿易額が対米を超えたあたりから急に目立つようになりました。ただ、気になるのがアメリカの記事と比べて中国の内容には微かな“悪意”というか“底意地の悪さ”が感じられることです。

最近でも上海万博の混乱ぶりが大きく取り上げられましたが、オープン当初は多少の混乱があるのは当たり前です(愛知でもいろいろありました)。むしろ順調に滑り出したのに、さも問題ありげにマイナス報道していたように思います。盗作問題も、やった本人にはあきれてしましますが、万博運営側はむしろ被害者です。彼らのなんとか万博を成功させたいという想いに対して、日本の事務所側も大人の対応をして良かったのですが、マスコミはこれでもかという意地の悪い記事を書きたてています。

たぶん、急速に成長している中国に対する焦りやねたみが日本人の心の底にあって、それに迎合したニュースをマスコミが伝えているのでしょう。でも、これってみっともないし、かっこ悪いですね。井戸端会議で誰かの悪口を言っているのと一緒です。

人をとやかく言う前に自分たちがどう成長するか考え、それに向けた努力をしなければなりません。現在中国ビジネスで成功している欧米企業は、どこもかなり前から中国に進出して地道な努力を続けています。ならばこっちも5年後、10年後を目指した長期的ビジョンで取り掛からなければなりません。いろいろとやらない理由を付けてジリ貧になるより、成長する市場に向けてまずやってみる。最後に笑う側はこっちだと信じてトライしています。

P.S.
上海万博に行って来ました。とても良かったですよ、私はあと2、3回は行きたいと思っています。今はまだすいていて結構観てまわれますので、行かれる方はお早めにどうぞ。