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~ 「原価をきちんと管理する時代に」 ~
3月1日にGRANDITの「個別受注生産管理モジュール(ETO版)」をリリースしました。ETOとはEngineer to Orderの略で、個別の受注に応じて設計段階から手配や製造を行う生産形態の管理システムです。
これまで生産管理というと繰り返し生産が主流で、ほとんどの製品がMRP型でした。しかし、最近では多品種少量生産の流れが顕著になったこと、大量生産は海外生産にまかせ国内は多様な製品を受注生産する企業が増えたことによりETO型への需要が増えています。現在、多くの生産現場ではExcelなどで対応しているようですが、本製品により工程管理はもちろん個別原価もきちんと予実管理できるので、生産の合理化が図れると思います。
1年前に出したプロジェクト管理システム「OBPM」もプロジェクト原価の予定実績を管理できるものですし、先ごろ発売した工事管理システムも同様です。企業の業績管理が年々厳しくなる中、どの業界でも“どんぶり勘定”から配賦も含めた個別原価管理が必須となる時代が到来していることを感じています。
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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~ 「SMSと秒殺」 ~
みなさんはSMSを使っていますか。え、SMSってナニ?っていう人は携帯電話を手に取ってみると思い出すでしょう。名前(Short Messagge Service)の通り短い文字メッセージを携帯電話同士でやり取りするサービスなのですが、日本ではあまり使われていませんね。
一方で、日本を除く海外では最もポピュラーな通信手段です。私も中国に出張した際に現地の人とメールのやり取りをする場合は基本SMSを使います。電話番号さえわかればメッセージを送れる手軽さから世界中で普及していて、最近では携帯電話同士のやり取りだけでなくテレビの人気投票やアンケート調査など幅広い用途で使われています。
当然、広告手段としても重要なので、当社のECパッケージ「SI WebShopping 中国語版」でもSMS対応が必要になります。もう1つ、中国のネットショッピングと言えば、最近“秒殺”という言葉が流行しています。これは“タイムサービス”のことで、残り時間がカウントダウンする中で特別価格(秒殺価)にお客様が殺到しています。パッケージを海外展開するには、こうした文化や習慣の違いを理解しなければ…、そんな当たり前のことを現地に行くたびに感じます。