#19 「アライアンスを成功させるための2つの条件」

■□□□□□□□□トピックス□□□□□□□□□
~ 「アライアンスを成功させるための2つの条件」 ~
先日、SI Web ShoppingとDr.Sum(BI)の連携を行いました。ECサイトを取り巻くソリューションには、CRMやSEOなどの集客から、検索高速化や物流・決済・モバイルなどのEC機能そのもの、BIやアクセスログ解析などの分析まで非常に幅広いものがあります。Web Shoppingは、これらの機能を一通り包含しているのですが、適材適所の「Best of Bread」時代を背景に、各分野のトップクラス製品との連携を拡充し、ECサイトの要望に柔軟に応えられる戦略に転換しています。

ただ、一般にソフトウェア製品のアライアンスって発表事例が多い割にあまりうまく行っていないようです。その理由は2つあると思います。1つは“やりましょう!”ってアライアンス話を取り付けた人だけその気になって、その温度がお互いの組織全体に伝導しないことです。人間は、当事者じゃないとどうしても熱き想いが伝わらない生き物です。点と点から面と面での接触(飲み会でもいいです)をして熱伝導効率を上げる工夫が必要になります。

もう1つは、ベンダには“自分の子(製品)だけがかわいい”症候群があるからです。お互いが自分の子だけを考えて行動していると、どうしても協業関係が発展しません。「むしろ相手の製品をいかに売るかを考えろ」と口を酸っぱく言っているのですが、なかなかいざとなると自分の子がかわいいという本音が出てしまうようです。

人間の本質に基づくこの2つの条件をどのようにクリアして良い協業を発展していけるか。それが今年の大きな課題かなって考えています。

■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~ 「“メールをさばくのが仕事”からの脱却」 ~
みなさんは、一日にどれくらいメールを受け取りますか。私はそれほど多い方ではありませんが、それでもいつの間にか“降りかかるメールを処理するのが仕事”という状況に陥っているように感じます。そういう受動的な仕事ぶりから脱却して、もっと能動的な仕事、狙いを持った仕事を展開したいのですが、社内外から容赦なく降り注ぐメールの前になかなか前に進めません。

もちろん、メールは合理的なコミュニケーションの手段であり、電話主体の時代に比べてはるかに効率的になったとは思います。でも、四六時中(家にいても、外出先でも)メールをさばいていると、ふと、これで良いのだろうか?と疑問を持ってしまいます。

“メールをさばくのが仕事”からの脱却、何か良い方法はないでしょうか。優先順位を付けるとか、秘書を活用するとかいろいろ方法があるのでしょうが、いまだに有効な方法が浮かびません。良い工夫があれば、ぜひ、教えていただきたいと思っています。