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~ 「SI Web Shopping 多言語版の全国セミナー」 ~
さて、上海ガニの季節到来です。今年は6月と7月に上海に出張したのですが、そのたびに「今度は10月くらいに来てください」とよく言われました。そうは言っても用事がないとなぁ・・・と思っていたのですが、なんと今月22日に急遽行くことになり、本場での上海ガニに思いをはせているこの頃です。
こんなふうに来華(中国に来ること)の大きな魅力となる上海カニなのですが、先日、現地駐在の人たちと話をしたら、「この時期、日本からお客さんが来るたびに上海ガニばっかり!」と言っていました。なるほど、能天気に喜んでいてちょっと申し訳ない・・・。
そのとき一緒にいた北京駐在の人が言ったセリフが面白かった。「まだ上海はいいよ、秋の2ヶ月くらいだしカニだもの。北京なんか1年中北京ダックだから、それはもううんざり…。」なるほど、こってりとしたダックはたまに食べるからごちそうなんですよね。
さて、先月「SI Web Shopping 多言語版」を発売したので、そのお披露目も兼ねて中国向けECのセミナーを、10月27日(大阪)、11月4日(東京)、11月9日(福岡)というように各地で行います。中国向けEC事業展開のポイントや課題などもご説明しますので、ご興味のある方はぜひお越しください。みんなで中国市場に進出して、うまい上海ガニを食べに行きましょう!
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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~ 「勝てるコンペを見極める力」 ~
オリンピックがリオに決まりましたね。初の南米開催に喜ぶ姿は、見ていてとても気持ちのいいものです。もともと陽気な国ですので、きっと明るく楽しい祭典になるでしょう。
私は昨年の北京の成功を見たときに、絶対リオに決まると思っていました。北京やロンドンでやったばかりなのに同じ地域を続けるのはないだろうし、特定の先進国だけで2回目、3回目とたらいまわしにする時代ではなくなったと感じたからです。自分の中では“絶対ありえない”と思ったのに、東京が積極的に招致活動をやっているのを見て、“彼らは本当に勝てると思っているのだろうか?”と不思議でした。
ビジネスの世界では、“コンペに勝てるかどうか”の判断が非常に重要です。コストで決まることもあれば、提案内容の良し悪しやプレゼンのうまさで決まる場合もあります。また、既存とのしがらみや政治的な力学で決まることもあります。
利益の出せる企業は、ダボハセ型から脱却し、勝てるコンペ、勝ち目のあるコンペだけ集中して参加しています。そのためには、客観的に第三者の立場から判断できる冷静さと、その判断のための情報取得が大事です。「コストで負けた」「政治力学で負けた」と言い訳する人は多いですが、多くの場合その前に活きた情報をもらえるほどの信頼関係を築けなかったことが敗因だと思います。