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~ 「中国市場に総合プロジェクト管理システムは受入れられるか?」 ~
6月4日に上海で、浙江鴻程計算機系統有限公司との戦略的業務提携の調印式を行いました。契約内容は、当社の総合プロジェクト管理システム「SI Object Browser PM」を同社が導入し、その後に中国国内企業へ拡販してゆくというものです。中国展開を本格化し始めた当社にとって非常に嬉しい第一歩となりました。
同社は、中国電信(チャイナテレコム:資本金6兆円の国営企業)の子会社で、社員600名のシステムインテグレータ企業です。組織のプロジェクト管理力を示す国際標準のCMMIレベル4を取得しており、既にしっかりしたプロジェクト管理を実践しています(日本でCMMIレベル4以上を取得している企業は数社しかありません)。 もともと、確固たるプロジェクト管理の土壌があり、そこに最先端のPMシステムが導入される、まさに“鬼に金棒”が実現した調印でした。
中国ではIT企業が急増・急拡大していますが、まだプロジェクト管理はExcelなどを使った旧式なところがほとんどです。そんな市場に近代化ツールが受け入れられるでしょうか。中国人は合理的なので大丈夫、と自分に言い聞かせて一歩踏み出してみます。
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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~ 「経営会議のペーパーレス化とIFRS」 ~
みなさんの会社は、経営会議や取締役会のペーパーレス化を実現できていますか? 管理部門が2日もかけていろいろな資料を作成しているような会社、まだまだ多いのではないでしょうか。かくいう当社もそんな状態でした。会議終了後に、配布された分厚い資料をシュレッダーにかけながら、早くペーパーレスにしてプロジェクターで画面を映すだけにしたいと強く思っていました。
昨年、基幹業務に「GRANDIT」を全面導入し、営業管理に「eセールスマネージャ」、プロジェクト管理に「SI Object Browser PM」を導入して、ようやく完全な全社システム化が実現しました。そして各システム間の連携とBIによるセグメント管理を強化し、この6月から待望のペーパーレス経営会議がいよいよ実現。「自動化できるものは、すべて自動化しよう」という掛け声のもと、管理部門の手作業も不要となりました。
ついこの前までJ-SOXが叫ばれていたのに、最近はIFRSという言葉があちこちで聞かれますね。IFRSとは国際財務報告基準のことで、“第2の会計ビッグバン“とも言われています。当社のIFRSへの取り組みは、“マネジメントアプローチ”に基づくセグメント管理で、上記ペーパーレス経営会議がその第一弾の成果です。自社の経営情報細分化を徹底して、その分析結果をペーパーレスで自在に取り出せる、そんな実績をベースにIFRSを新たなビジネスのテーマとしています。