#8 「”中国市場に日本ブランドを”のビジネスモデル」

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~ 「”中国市場に日本ブランドを”のビジネスモデル」 ~
2月1日にECサイト構築パッケージ「SI Web Shopping」の最新版(Ver10)がリリースしました。これまでのノウハウを結集した集大成版ですが、カスタマイズしやすいようにソースもきれいに整理したフルモデルチェンジです。プレで準備をして既に本番稼動したサイトも出てきて、非常に楽しみにしています。

メルマガ第1号で” 中国人の日本製品に対する信頼感”について、第2号で” 同じ日本製でも日本で作ったかまでこだわる日本ブランド信仰”について紹介しました。

そんな流れをすぐに具体化するのが現代ビジネスなのでしょう。中国市場に対して家電、衣類、生活用品、玩具など日本製品を販売するサイト「佰宜杰(バイジェイ)」が1月26日にオープンしました。

このサイト、先日も日経新聞トップに紹介されておりましたが、オープン日にもテレビ東京のワールドビジネスサテライトで紹介されたので見られた方も多いと思います。

銀聯カードを利用したインターネット決済が可能で、一見して分かるように”日本製”を強くアピールしたサイトデザインです。もはや中国は”世界の工場”だけではなく、”一大消費市場”というとらえ方をする時代なのですね。

みなさんのお知り合いの中国の方、中国駐在の方に、ぜひご紹介していただければと思います。(私も知人に紹介したら、とても喜んでくれていました)

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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~ 「”不況はチャンス” と言う人は多いですが…」 ~
10年ちょっと前にニュージーランド旅行中に「みんなが河に飛び込むからといって、だからお前も飛び込まなきゃいけないってことはないんだよ」という文章を見かけました。向こうの子供はこう言われて育っているのだと妙に印象に残っています。

あれから10年、日本でも”自分の考えで行動する”という人は増えて来たと思います。たとえば、こんな不景気一色の中でも「不況はチャンス」と言って気概を見せている人がたくさんいます(私も前々回のメルマガに書きました)。

ただ、問題なのはどういうアクションを取ったかで、”チャンス”ときれいごとを言うだけではどこかの総理と一緒です。「良い人材が確保できるのでよりいっそう採用に力を入れる」、「この機会に社内システムを整備して業務効率化を図る」、「プロジェクト管理を強化して利益率を向上する」など具体的な行動を行っているでしょうか。「この機会にできの悪い社員を切る」というのも、倫理上の善悪は別として1つの立派な具体策だと思います。

また、もっと言えば今回の不況は昨年11月に急にやってきたわけではありません。サブプライム問題は、その1年も前に発生しており、経営者なら当然その影響がだんだん深刻化するということは予想していたはずです。つまり、今から1年以上前の時点でなんらかの対策やアクションを打つべきだったのだと思います。私も反省点がいくつかありますが、尻に火が付かないとなかなか行動できないですね。

訂正:第3回の本コーナーで「天津甘栗」を実際は現地にありませんと書きましたが、本日、中国の友人がお土産に天津甘栗を持ってきてくれました(あちらでも有名なんだそうです)。「小宝甘栗」というブランドで、とってもおいしかったです。(お詫びして訂正します)