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~ 「日本は日本の得意技を磨こう!」 ~
北京オリンピックが無事に終わりました。前回、<ニイハオ>、<謝謝>、<再見>の3ワードに触れましたが、今は「加油<ジアヨウ>」も知れ渡りましたね。面白いのは、タクシーで走っているとあちこちに”加油”の看板があること。これは、決してがんばれって励ましているのではなく、単なるガソリンスタンドなのです。
それにしても、中国の金メダルラッシュや開会式・閉会式の演出はすばらしいものでしたね。そして中国人一人ひとりの「このオリンピックを成功させたい」「自分たちの国を良く思ってもらいたい」という熱い想いが伝わってきて、その成功をとても喜んでいます。一方、日本のマスコミには少しがっかり。隣国の発展を妬むような底意地の悪さを感じる記事が多く、そんな島国根性じゃこれからますます勝てないぞって思いました。
我々IT業界も急進著しい中国と勝負していかなければなりません。ひたむきな中国の若手技術者に打ち勝つ日本の武器は、「チームワーク」と「近代化」しかないと思っています。そのための具体的手段として現在開発中なのが「SI Object Brwoser PM」。PMBOKの9エリアを統合管理し、来年4月施行の工事進行基準にも対応した総合プロジェクト管理システムです。9月から当社にも導入してCMMIレベル4取得を目指すことにしていますが、11月より外部へも販売します。日本のプロジェクト管理力を向上させ、中国の個の力に対抗して行きたいと思います。加油日本IT!
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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~ 「あえて名産に地名を付けて売る」 ~
みなさんが知っている北京料理、上海料理は何でしょうか。たぶん、ほとんどの人は「北京ダック」と「上海ガニ」と答えると思います。他にもたくさんあるのですが、ダックとカニ以外を思いつく人は少ないでしょう。じゃあ、天津や青島(チンタオ)はどうでしょうか。こちらも「天津甘栗」や「天津版」(どちらも実際は現地にありません)」と「青島ビール」以外になかなか思い浮かびません。
これらの名産に共通するのは”地名のついた料理”ということですね。日本にもたくさんあります。昨年12月に農林水産省が発表した「農山漁村の郷土料理百選」を見ても「沖縄そば」「長崎ちゃんぽん」「明石焼き」「京漬物」「喜多方ラーメン」「盛岡冷麺」など多くの地名料理が選ばれています(下記URL参照)。
先日、高松に行った際に「讃岐うどん」のほかに「骨付き鳥」という隠れた名物料理があることを知りました。大阪や関東にも進出し始めてネットでも販売しているのですが、まだまだあまり知られていません。やっぱり他の県や他の国にアピールするためには、「香川骨付き鳥」というようにあえて地名をくっつけるべきなんだろうと、スパイシーな鳥にしゃぶりつきながら思いました。