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~ 「中国でマタニティが売れる」 ~
北京在住の中国人にデジタルカメラの購入を頼まれました。「北京でも売っているでしょう?」と聞いたのですが、「最新モデルは品薄だし、値段も高い」、「それに中国で買うと偽物の危険もある」そうです。そこで日本のECサイトで購入して先日訪中したときに手渡したのですが、どう考えても直接ECで購入できれば済む話です。
中国人と話をしていると、日本製品に対する信頼をひしひし感じます。そんなニーズを見越して、「SI Webshopping」を使って日本の製品を海外に販売する外国語サイトが既にいくつかオープンしています。その1つが上海倍美?貿易有限公司の運営する「ベルメゾンWEBサイト」。
利用者は中国在住の日本人主体と思っていたら、思いのほか中国人の顧客が多いようです。ファッションや化粧品など女性に人気の商品の売れ行きが良くて、中でもマタニティがかなり売れているそうです(面白いですね)。国家レベルでもようやく春到来といったムードですが、若い女性はいち早く友好の花が開いていたのです。
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梅田弘之の 「グラス片手にビジネスを考える」
~ 「見えない競争相手とどう戦うか」 ~
昔の店舗は、お向かいの「山形屋」や三軒隣の「越後屋」が競合店でした。ライバルの価格や動向をウォッチし、対抗手段を講じて負けないようにがんばります。
しかし、現代のビジネスにおいては、ライバルは目に見えるお店とは限りません。本屋さんのライバルはアマゾンで、家電量販店の最大のライバルは楽天です。また、最近、少なくなってしまったレコード屋の天敵はアップルなのです。この頃なぜかお客さんが減ったなぁとぼやいて、それを不況のせいにしていた店主、実は不況が原因ではなくネットに顧客を奪われていたのです。
競争相手は、同業だけとは限りません。携帯電話にお金が使われてアパレルのお客様が減ったり、ゲームにお金がかかって音楽が売れなかったり、いろいろなところに見えないライバルが登場する時代になりました。
見える相手と違って、見えない競争相手は戦いにくいです。異種格闘技のようでどう戦えば良いかわからないし、なによりも戦意も湧いてきません。でも、このまま指を加えていたらジリ貧になりますので、相手のステージに出向いて勝負するか、あくまでもこっちの土俵で対抗策を見つけるか、考えてみましょう。