#106 開発者が機能だけでなく、活用の啓もうも意識する

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トピックス
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~開発者が機能だけでなく、活用の啓もうも意識する~

どんな親も、自分の子供の良いところを見てもらいたいものです。同じようにパッケージベンダも、自社製品の便利な機能をちゃんと使いこなしてもらいたいと願っています。

ところが実際には機能の3割程度しか使われておらず、せっかく作った便利な(そうでもないのもありますが)機能が存在すら知られないままです。そのためベンダは、イルカを使ったり、「役に立ったか」とアンケートを取ったり、エバンジェリストが暗躍したり、あの手この手で活用促進を図っています。

当社のObject Browser シリーズも、従来はヘルプやコミュニティ掲示板だけでしたが、最近は使い方の動画を用意したり、DBラボという研究ページを用意したり努力しています。昨年は「OBをトコトン極めるページ」(OBトコ)という特設ページを用意して、製品からワンクリックで表示されるようにしました。開発者がプログラミングだけでなく、作った機能を使ってもらうための啓もう意識を持つ。そんな意識改革が製品開発者に必要な時代だと思っています。

▼ 「OBをトコトン極めるページ」はこちら
http://obtoco.sint.co.jp/

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梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」
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~「労働時間短縮」を口にするなら覚悟も必要~

今年の流行語大賞は“忖度”が有力候補ですね。でも、このネガティブな言葉でなく“働き方改革”とかになった方がいいなって思っています。

実際、この言葉は毎日紙面をにぎわせていて、各企業のトップも「労働時間短縮」を口々に叫んでいます。でも、だからと言って「企業の成長」にブレーキを踏む意識は毛頭ないようで、その代わりに「生産性向上」という言葉が使われています。

この3つの関係を簡単に表すと次のようになります。
「企業のアウトプット」=「生産性」 × 「労働時間」

つまり、生産性が上がらない限り労働時間を短縮するならアウトプット(売上)が下がるわけです。トップはだから「生産性向上」を口にしているわけですが、その実現のためには情報化推進や作業効率改善などへの取り組みを一段と加速しないとなりません。

1年後には、口先だけだった会社と真剣に取り組んだ会社の優劣がはっきり見えてくるでしょう。当社も本気度100%で頑張ります。