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梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」
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~認知バイアスを意識する~
体験や先入観からの思い込みで考えが偏ることを認知バイアスと言います。“認知バイアス”でググってみると実にさまざまな認知バイアスがあり、1つ1つが「あるある」とうなずくものばかりで面白いです。
最近、知ったのがWYSIATIというもので、What you see is all there is.の略です。これは自分が見たものが全てと思ってしまい判断が浅はかになるバイアスで、経験不足の引き出しの少ないエンジニアと議論していると感じることがあります。
昔から意識しているのが確証バイアス。自分の考えを証明する側の情報はすっと入ってくるが、反証する情報は無意識に軽視、無視する振る舞いですね。こちらは上司にかかりやすいバイアスかも知れません。
こうしたバイアスは、当然、自分にもあります。しかし、他人のバイアスは感じるのに自分のバイアスには気付かないものです。そこが認知バイアスの恐ろしいところなので、よくよく注意しないといけません。自分も含めて誰にでも認知バイアスがある、そう意識することで仕事のディスカッションがうまくいきます。