#176 プロフェッショナルとは

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梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」
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「プロとは、お金のために仕事をするわけではない人たち」

先日、「プロフェッショナル仕事の流儀」というNHKの番組を見ていて、ふとそんな逆説的なフレーズが浮かびました。もちろん、お金を稼ぐのがプロなので”お金のためだけに”という表現の方が正しいのですが、一番がお金ではないということでこのフレーズの方がしっくりきます。

以前、情報系の大学生に講義する機会があって、「IT業界は自宅で勉強しないと付いていけない」とお話ししました。野球選手が庭で素振りをする、音楽家が部屋で練習する、棋士がAI相手に夜を徹する、プロはおしなべて自己研鑽に時間と情熱をかけます。

技術革新が激しいIT業界は、会社の仕事や教育だけでなんとかなるほど甘い世界ではありません。いや、なんとかなっているように見えるけど、輝きを失っているのです。一時期「家に帰ってまでキーボード触りたくない」という言葉が流行りましたが、そんな牧歌的時代は過去のもの。自宅での勉強はもちろん給与が出ませんが、自分を磨き続ける情熱を持ち、IT業界で輝き続けるために時間を使う人たちがプロなんだと思います。

(twitter @umedano )