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梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」
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最近、Web3(ウェブスリー)という言葉をよく聞きますが、以前バズったWeb2.0と何が違うのでしょうか。
第1世代は1995年頃から普及しはじめたインターネットそのものです。企業のホームページやポータルサイトから簡単に情報を得ることが可能になり、とても便利な社会にパラダイムシフトしました。
第2世代の代表は2005年頃から広まったSNSです。それまで企業やGoogle、Yahooなどから単方向で情報を得るだけだったのに対し、Web2.0ではFacebookやTwitter、YouTubeなどを通じてユーザーが双方向で情報発信する風潮が当たり前になりました。
そして第3世代、今がその幕開けです。Web2.0が超大企業がサービス提供する集中型モデルなのに対し、Web3はユーザー自身が自律的に情報交換する分散型モデルと言われています。
ただし、Web3は現代に花開きつつある種を世代としてくくったものなので、いろいろな要素があります。1つはセマンティックWebやオントロジー、AIなど、ネット上の情報にメタデータを付加してコンピュータが収集・処理する技術です。2つ目はメタバースに代表される空間Webです。
そして、分散型ネットワークが3つ目で、ブロックチェーンやNFT、トークンエコノミー、DAppsなどの要素がここに入ります。Web2.0は「企業が個人データをマネタイズ」するスタイルでしたが、Web3は「個人が自分のデータをマネタイズ」するところが興味深いですね。
実は今、Web3のネット連載をスタートしようと思っています。「日本のITリテラシー向上」をライフテーマにしているので書けるうちは頑張ります。どうぞ一緒にGet Readyしましょう。
(twitter @umedano )