#70 中国向けソフトウェア製品、第2弾投入

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トピックス
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~中国向けソフトウェア製品、第2弾投入~

昨年6月にデータベース開発支援ツール「SI Object Browser」の中国語版をリリ
ースし、中国現地法人の大連百易軟件株式会社(以下、百易軟件)を通じて販売
しています。その第2弾として、データベース設計支援ツール「SI Object 
Browser ER」の中国語版を2014年3月10日にリリースしました。

どちらの製品も日本ではデファクトスタンダードになっているだけに、なんとか
中国でも普及できないかと思っています。「SI Object Browser」は、“競合
製品の海賊版”という変な相手との戦いがあるのですが、「SI Object Browser
 ER」は、海賊版がないようなので良い戦いができるのではと期待しています。

また、中国での販売開始にあたり、大連を訪問しました。百易軟件のエンジニア
の方々に集まっていただき、ハンズオン形式で機能や使い方をレクチャーしたと
ころ、とても評判が良かったので“行ける”と感じています。

合理化・効率化に国境はありませんので、中国のエンジニアにも幅広く使っても
らえるシーンを夢見ながら頑張ります。皆さんの周りに中国のソフトウェア企業
がありましたら、ご紹介していただければ幸いです。

▼「SI Object Browser ER(中国語版)」発売のニュースリリース
http://www.sint.co.jp/release/20140219.pdf
 
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梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」
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~合理化を追い続ける企業だけが生き残る~
 
経営者は合理化をよく口にします。しかし、ソフトウェア会社に限っては口にす
るだけで実行できていないようです。製造業が最新鋭の設備に投資し続けるのに
比べて、ソフトウェア会社の設備投資は実弾がこもっていません。かくして相変
わらずExcelでのプロジェクト管理やWordで設計書を作成する状況が綿々と続い
ています。

「この旧態依然の業界体質をなんとか変えたい。」という思いがあり、私はライ
フテーマに「ソフトウェア業界の近代化」を掲げています。上記トピックスで紹
介した「SI Object Browser」と「SI Object Browser ER」に続いて、統合型プ
ロジェクト管理ツール「SI Object Browser PM」を創り、多くの企業で脱Excel
を実現し、失敗プロジェクトを減らすことができました。

次なる合理化ターゲットは設計です。他の業界ではCAD(Computer Aided Desig
n)、つまりコンピュータを使った設計が当たり前のように取り入れられている
のに、ソフトウェア業界だけは相変わらず手書きで設計書を作っています。

昨年6月に設計書ジェネレータ「SI Object Browser Designer」をリリースしま
したが、さまざまなユーザーの意見を取り入れたVer2.0を今年1月にリリースし
ました。今月にはVer2.1をリリースします。Ver.2.1では、あるモジュールが参照
しているモジュール、参照されているモジュールなどをぱっと表示するクロスリ
ファレンス機能やCRUD表の自動生成、2つの設計書を比較して変更箇所を洗い出
す機能など、設計生産性やメンテナンス性が高まる機能を追加しました。

4月16日に「SI Object Browser Designer」の製品セミナーを開催します。終了
後に「コーヒー片手に設計を語ろう」という座談会もありますので、よろしけれ
ばお越しください。私も講師として、また座談会にも参加します。

▼ 「SI Object Browser Designer」の製品セミナー

http://www.sint.co.jp/products/obdz/seminar/2014/seminar0416.html

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ストック・コンシャス
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~連続最高益の理由と増配の理由~

4月1日に通期業績の上方修正と4月11日に決算発表を行いました。おかげさまで、
3期連続で売上高・経常利益とも過去最高を更新することができました。これも
ERP「GRANDIT」とプロジェクト管理システム「SI Object Browser PM」を最適に
組み合わせて、日本でトップクラスの合理化経営が実現できているからだと自負
しています。

また、業績の上方修正と同時に配当金の増配も発表しました。当社は業績連動型
の配当方針であり、『配当性向を20%から毎年1%ずつ上げてゆく』ブブカ(男子
棒高跳の元世界記録保持者)のような趣向を凝らしていました。しかし、リーマ
ンショックの影響で当社がもたもたしているうちに上場企業の配当性向が高くな
り、今回、当社の配当性向を当初目標の30%に修正いたしました。

ネットバブルの頃は、配当に回さず成長へ投資する企業の方がもてはやされる風
潮もありました。しかし、株主還元は資本主義の基本ですので配当利回りとして
も魅力のある配当金を出し続けたいと思っています。

▼ 平成26年2月期 決算短信
http://www.sint.co.jp/ir/release_20140411_1.pdf

▼ 通期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
http://www.sint.co.jp/ir/release_20140401_2.pdf