■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ トピックス ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ~GRANDITのアドオンモジュール戦略~ みなさん、長さ14kmものコンベヤってイメージできますでしょうか。今回、 GRANDITの「お客様の声」にご登場いただいた日本コンベヤ株式会社様は、 こうした大型コンベアのトップメーカーとして大容量、長距離、垂直、カーブ などの各種コンベヤを開発し、同プラントを納入しています。 大型コンベヤは典型的な受注生産型事業です。当社で開発したGRANDITの「個別 生産管理アドオンモジュール」がピッタリはまりました。ERPの特徴を活かして、 「引合」⇒「見積」⇒「入札」⇒「受注」⇒「製番」⇒「製造」⇒「出荷」⇒ 「売上」という業務の流れをトータルにサポートしています。 今回の導入の特徴は、3段階のステップ導入です。一気に新システムに切り 替えるメリットも大きいですが、「みんなの意識を高めながら徐々に切り替えた ことでスムーズに移行できた」というアプローチも良かったのだと思います。 もう1つの特徴は親子導入です。日本コンベヤ社に引き続いて、その子会社で 立体駐車装置のリーディングカンパニーであるエヌエイチパーキングシステムズ 社にもGRANDITを導入しました。こちらでも当社の開発した「継続取引管理アド オンモジュール」を導入し、納入後のAOM(アフター・オペレーション・メンテ ナンス)業務にフル活用しています。 GRANDITは、共通のコア製品に加えて、コンソーシアム13社がそれぞれの得意 分野を活かして作ったアドオンモジュールが用意されています。このアドオン モジュールによりGRANDITの適用業界は大きく広がっており、今回の親子導入も その良い事例になったと思います。 ▼ お客様の声 http://www.sint.co.jp/products/grandit/cs/cs_conveyor.html ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 梅田弘之の「グラス片手にビジネスを考える」 ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ~7年後の社会を想像してビジネスを考える~ 日本の企業は横並び意識が強く、あそこがやったからという理由で同じようなこ とを後追いでやるケースが多いです。なぜ、もっとリスクを冒してでもトップ ランナーとして踏み出さないのでしょうか。 その原因の1つは決断力でしょう。意思決定が遅く、失敗した場合の責任をあれ これ言っているうちに時間が流れてしまいます。そして、もう1つの原因は想像 力の欠如ではないかと思っています。 真似でない製品を企画するには想像力が要ります。例えば、当社製品のO2Oマー ケティングサービス「モバポタ」を考えたのは3年前。街中に無料のWi-Fiスポッ トが増えて当たり前になったら、ただ単に「ネットが使えます」ではなく、 「ネットにつないだら自店のポータルサイトを最初に表示」したいはず。そんな ニーズを先取りして、製品を企画しました。 2020年の東京オリンピックは追い風です。海外から来た外国人は、高額な通信 回線を使うのではなく無料のWi-Fiスポットを探し回ります。そのときまでに 無料Wi-Fiの設置は当たり前になっているでしょう。そして接続したら自国語で お店のポータルサイトを表示したいはずです。 7年後の社会を想像してみると、新しいビジネスのアイデアがいろいろ湧いて来 ます。「7年後に必要なサービス」などのテーマで、みんなで(グラス片手に) ディスカッションするといいアイデアが出るのではと思います。 ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ストック・コンシャス ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ~企業の活動を、数値だけで評価しない株主の存在を心の支えに~ 先日、野村證券新宿支店で個人投資家向け会社説明会を行いました。私から 当社の紹介や業績状況などをお話しして、「なにかご質問は?」と聞いたところ、 1人の初老の方がすっと手を上げました。 最初の質問なので緊張して構えたのですが、「話しを聞いて、御社の株を買おう と決めた。」「この歳になると、どこに投資するかは会社のビジョンや志しに 共感を得るかどうかが大きい」などとおっしゃっていただき、感激しました。 こういう人と人のふれあいはやっぱり大事だと思います。もちろん業績を伸ばし 続けて、企業価値を高めることが大切だと思って日々努力しているのですが、 企業はお金のためだけに活動しているわけではありません。こんなふうに数値 だけでないところもきちんと評価してくれる方と接すると自信になりますし、 経営者としてのモチベーションもいっそう高まります。 IRセミナーは1回でお伝えできる人数に限りがあるのですが、株主の方々と 直接お話しできる貴重な場であるということを改めて実感しました。